萩本欽一
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 似顔絵の題材として適当な人物は誰か。週刊朝日の似顔絵塾だと今が旬の人物とか他の塾生が描かないジャンルの人物がねらい目だ。そんな塾で育ってきた私には長くコンスタントに活躍している人とか特徴があって描きやすそうな人は避ける習性がついている。しかしこれは掲載の可能性ということにすりかえた単なる言い訳で、本当は描けて当たり前の人物をうまくかけなかったらいやなだけだ。そういう意味ではこの萩本欽一さんはすごくいやな題材である。顔の特徴は十分あるし、過去に多くの人が似顔絵を描いて名作もいっぱいある。誰かに頼まれて描くわけでもないのにプレッシャーを感じてしまう。そしてできたのがこの欽ちゃんキャラクタ。なんとなくホッとしている。
 小錦関もいやな題材だった。似顔絵塾への投稿数もトップクラスだし、からだも含めて特徴の塊みたいなものだし。妙な使命感とプレシャーの中で描いたが結局キャラクタにはならなかった。
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