片岡鶴太郎
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 私は真正面、左右対称を基本方針にして似顔絵を描いている。わし鼻や受け口、出っ歯などは斜めでないと表現しにくいが、そこだけ斜めにして顔自体は真正面にするという切りぬけかたがある。しかしどうしても真正面から描くことができない顔部品がある。それは滑り台みたいになっている“額(おでこ)”である。例えば片岡鶴太郎さんや所ジョージさんがこの額だ。このタイプの額は横から見ると斜面だが、真正面から見るとその角度が認識できない。しかし重要な特徴なので似顔絵の要素から外すことはできない。また顔の土台であるためそこだけ斜めというわけにもいかない。そういうときは泣く泣く斜めから描く。
所さんは絶対真正面から描けない
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