今田 耕司
2003年6月29日
 今田耕司の出ているお笑い番組は“おもしろレベル”が安定している。それは今田耕司の役どころによる。自分より上の突っ込み役がいればボケとなり、ボケ役がいれば突っ込みになる。普通のお笑いタレントならどちらかに集中して自分のキャラクタを印象付けようとするのだが、今田耕司はチームワークの方を重んじているのだ。私がそう思う根拠は彼の目にある。彼の黒目は左右に離れ気味だ。これは視点が遠くにあるということで、物事を広く先のほうまで見ている証拠だ。次に誰がどんなギャグを仕掛けてくるか、お客の反応はどうか、何パターンも予想している目だ。強烈ではないが外すことはない彼のギャクはこの目のおかげだ。
今田耕司は今日も「ヨイショ!」と場を盛り上げる。
 逆に目の前の物に集中するとき、黒目は寄り目気味になる。お笑い芸人がこの目をしているのは次に放つ自分のギャグに集中してるということか。でもこんな目をした芸人ばっかり集まったら息苦しくて仕方ない。今田耕司には遠くを見ていて欲しい。
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