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9.チリアヤメ

 アヤメ科 学名:Herbertia amoena
 花期:春

 東京の浜田山にあったテニスコートの脇に可憐に咲いていました。開発で壊されることになり、球根を大事に掘り起こして持って帰りました。6、7年してようやくこんなにたくさんの花をつけたのですが、校舎の新築とともに球根がどこかへ・・・。花は一日で終わり、次の日にはまた別のつぼみが咲いてくれます。

8.たんぽぽ  キク科 学名:Taraxacum platycarpum
 花期:春

 たんぽぽのわたげがきれいです。ふわーっとした感じに包まれます。これは、三浦で撮影しました。タンポポの葉は食べられます。また、根はコーヒーの代用になるそうです。根を干して、フライパンで炒り、コーヒーミルにかければよいとのことなのですが・・・。

7.三椏

 ジンチョウゲ科 学名:Edgeworthia papyrifera
 花期:春

 和紙の原料とされるコウゾ・ミツマタのミツマタです。桜の季節に花をつけます。花がない時期には,文字どおり枝が三つ又に分かれているので容易に識別できます。これは、常泉寺で撮影した三椏です。

6.ニリンソウ

 キンポウゲ科 学名:Anemone flaccida
 別名:ガショウソウ  花期:春

 山地や野原のやや湿った場所に群生。2輪ずつ咲くという意味の名ですが、まず1花咲き、続いてもう1花咲きます。まれに3輪咲くこともあります。

5.バイモユリ

 ユリ科 学名:Fritillaria verticillata var. thunbergii
 別名:アミガサユリ 花期:春

 中国原産で,球茎を薬用にしたり,観賞用に栽培される多年草です。茎の先のほうの葉は細くて曲がっています。花被の内側に(外側にも)、紫色の網目があるのでアミガサユリともいわれます。バイモは漢名「貝母」の音読みです。

4.ススキ

 イネ科 学名:Miscanthus sinensis
 別名:オバナ(尾花)、カヤ(萱) 花期:秋

 8 月末の高原にはもうススキが穂を出して風にゆれていました。秋の七草(萩-ハギ、薄-ススキ、葛-クズ、撫子-ナデシコ、女郎花-オミナエシ、藤袴-フジバカマ、朝顔-アサガオ)の一つです。

3.多行松

 マツ科 学名:Pinus densiflora form. umbraculifera

 アカマツの変種で庭園木として用いられます。主に東日本に見られ、枝が根元から多数分岐する珍しい形状の松です。

2.ヤナギラン

 アカバナ科 学名:Epilobium angustifolium 花期:夏

 細長い葉がヤナギ(柳)に似ていて,花がラン(蘭)の花を思わせるところから、このように名付けられました。枝分れしない茎が高く立ち上がり、茎の先に長い穂状の花序を付け赤紫色の花をつけます。

1.カタクリ

 ユリ科 学名:Erythronium japonicum
 別名:カタゴ,カタカゴ 花期:春

 宝永(ほうえい)6年(1709)の貝原益軒(かいばらえきけん)著『大和本草(やまとほんぞう)』には、「かたくりといふもの奥州南部にあり、米の粉の如し、餅とす。葛の如し、味よし。又かたことも云」とあります。


※参照した文献、ウェブサイト等
   花百科2004.4.1号
   おしゃべりな部屋−植物園
   安曇野高橋節郎記念美術館の解説

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