なんてすて木 撮影・文 下田秀明  

第5回 桂(かつら)

自由学舎高田校の庭にそびええていた桂の木は
ハート型の葉っぱを持つ僕の大好きな木。
生徒の結婚を期に移植した当時はまだ背の丈ほどのものでしたが
18年で大きく育ち、その木陰は夏の憩いの場となっていました。

昨年の猛暑のためか勢いがなくなっていたこともあり 新築とともに大きく刈り込みました。
そしてこの春、ちいさな葉っぱをつけました。

秋には黄色く紅葉し、落ち葉はカラメルのような甘い香りがします。
焦がした醤油のようだ、という人もいますが・・・。
碁盤や将棋盤に良く使われている木です。

ちなみにシナモンは漢字で桂皮と書きますが、この桂のことではなく、
クスノキ科の全く異種の樹皮のことです。

 

高田校庭の桂(刈り込む前)


高田校庭の桂(2011)


大きな桂

 


その見事な枝ぶり

 

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