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　はじめて衛星中継の腹話術を観たとき大ショックを受けた。その天才的な技術を何度でも見たいとビデオを買った。個性的な人形たちにいっこく堂自身の人形も加わえて腹話術をやったらもっと面白いだろうといっこく堂のキャラクタ人形まで作った（下の写真）。シニカルな芸をする彼だがその表情にはひたむきさがある。バラエティ番組に彼が出て場の盛り上げ役になっていると、このひたむきさをＴＶに利用されているようで悲しい。最近物まねのコージー冨田も衛星中継をやる。コージー冨田は好きだが、いっこく堂ファンとしてはあまりやってくれるなと言いたい。先駆者いっこく堂の芸は崇高で近寄ってはいけないものなのだ。

　この人形は2000年8月に銀座で開催した「週刊朝日山藤章二の似顔絵塾特待生20人展」に出展した作品で、他に「髙木ブー」「藤原紀香」「中村玉緒」がある。