津川雅彦
高倉健さんの次に作品を送ったのが津川雅彦さんだ。サインといっしょに徳川家康の衣装を着た津川さんのスチル写真が返って来た。1999年秋で、NHKで大河ドラマ「葵三代」を放映する前の年のことである。サインの横に「次はこの家康に挑戦してくれないか」と書いてあった。そのスチル写真だけだとどうもイメージが沸かず、描けないまま年を越して大河ドラマが始まってしまった。しかし動く家康を見るとイメージが沸いてきて一気に描いた。津川さんはたいへん喜んで、事務所やお店「グランパパ」に飾ったり、シールにして使ってくださったりした。光栄なことだ。その後年賀状もお手伝いさせていただいた。御本人と直接お話したことは無く、失礼なことだとは思うが、もはや私は津川さんと“知り合い気分”でいる。
左は津川家康のイラスト。上の津川キャラクタよりも似ていると思う。股引にも模様を入れた。頭もグラデーションをかけた。自分の作品の中でも名作だ。