西川きよし
2002年2月12日
その昔「めがねのやすし」と「目玉のきよし」で売り出した“やすきよ”だが、そんなに大きいわけでもないのに目を売り物にするなんてと私は少々批判的に思っていた。突っ込みのときにいつも目をむくことにも無理を感じていた。しかし、恥ずかしながら最近やっと気がついた。「目玉」というのは大きな目のことではなく「出目」のことだったのだ。そういえば「目が落ちる」とか言ってた。というわけできよしさんの似顔絵を描くときはやたら大きな目を描いてもだめだ。眼球がきっちりと表現されていなければならない。3Dなら結構簡単に表せるだろうが平面図ではあと一押しがむずかしい。この似顔絵では黒目の中心を白目の中心より少し外側にずらす事で眼球が飛び出てくるような感じを出したつもりだが皆さん分かって下さるだろうか。
週刊朝日の「山藤章二の似顔絵塾」に投稿を始めてかれこれ15年になるが、投稿第一号がこの“西川きよし”だ。これが佳作になったことで私の本格的似顔絵人生が始まった。それにしても似てない。