中川家
2002年8月25日
漫才の頂上決戦2001年『M-1グランプリ』で優勝し、若手No.1と言われる中川家、御存知無い方に注釈しておくと小さい方が兄の剛であり、大きい方が突っ込みの弟、礼二である。彼らの漫才も良いが、人間描写のショートコントも絶品だ。「少年野球を見るおっさん」や「喫茶店で休む営業マン」など数多くあるが、どれも無駄な動きや説明の無いしゃれたコントだ。「回覧板」は食事中に回ってきた回覧板を取りに玄関へ出てきたおばはんが、口をもごもごさせながら、それでもお愛想を言うという設定なのだが、その家の晩御飯の匂いがして来そうな気さえする。さて彼らの顔は兄弟なので根本は同じだが、ほとんどの部品が微妙に異なっている。同じ顔部品が使えるところが無いのだ。唯一、唇の厚さだけ同じにした。漫才は“のっぽとちび”など見た目にメリハリのあるのが良い。見た目が近いと服装やメガネでごまかさなければならない。中川家は兄弟漫才の先輩であるダイラケやいとしこいしのような大御所になれるか、少なくとも見た目については資格十分だ。
同じ大きさだと中川家という気がぜんぜんしない