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武蔵丸
2002年10月14日
 武蔵丸は単独で見るとそんなに大きく感じないが、四つに組んだら大きく見える。特に貴乃花戦では小さくないはずの貴乃花がやたら小さく見える。
 休場開けの貴乃花と千秋楽決戦をした武蔵丸。安定した実力が逆に面白みに欠け、容姿から期待できるほどには人気が無い。容姿の特徴は太い眉と大きな鼻、褐色の肌であるが、それだけだと武蔵丸らしくならない。ポイントは目元である。まず睫毛。たいていの人はここに気づいて長めに描き“らしさ”は出てくるのだが、まだ“武蔵丸くささ”には到達しない。“くささ”を出すためには両目頭を中央に向けて尖らせると良い。これでグッと武蔵丸の哀愁のようなものが出る。武蔵丸の容姿から発信しているのは実はこの哀愁である。先場所優勝のときの「貴乃花が帰ってくるのを待っていた」というスポ根的コメントは哀愁を感じさせた。これで容姿と言動が一致したことになる。そんなわけでこの武蔵丸くささがこれから威力を発揮しそうだ。
“くささ”に欠ける武蔵丸
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