　数ヶ月前、私のホームグラウンドである週刊朝日「山藤章二の似顔絵塾」に、このラサール石井さんが掲載された。かなり前に投稿した手書き作品だ。せっかく選ばれたのでパソコンでリメイクした。このところラサールさんは赤木春江さんとか泉元哉のママとかいわゆる“おばさん芸能人”の物まねをすることが多い。彼自身わりと男っぽい顔なのによく似せられるものだといつも感心していたのだが、最近あることに気がついた。おばさんに見える３要素というのがあるのだ。「しもぶくれ」、「色白」、「丸い体形」だ。顔部品はメイクで似せられるからどうでもよいが、この３要素を人工的に作ろうとすると不自然になる。とくに丸い体形での身のこなしは真似できない。ダチョウ倶楽部の上島竜兵やらイジリー岡田もこれらの要素を持っていてよく真似をするが、ラサールさんと決定的な違いがある。それは色気だ。ラサールさんは内面からも“おばさん芸能人”成りきっている。