なんてすて木 撮影・文 下田秀明  

第6回 飯桐(いいぎり)

  和名の由来は、昔、葉で飯を包んだため
  葉っぱは桐の葉に似ている
  ジョギングの途中、新吉田の林の中で目を惹く木です
  真っ赤な実がぶどうの房のように垂れ下がっている
  今もなお鳥たちに食べられないで残っているところを考えると、
  この実はあんまりおいしくないのかな?
 そんなはずない
 赤い実を鳥が食べないはずない
 あの真っ黒なネズミモチの実だってたべるんだから
 と思って今さっき(1月11日)見に行ってみたら
 1個も残ってなかった
 完熟するまで、じっと待っていたんだ
 と、分かりました

 そしてぐるりとあたりを見回すと
 もう木の実らしいものは何にも見えない
 ならば、最後は良く生垣に使ってある
 ピラカンサスの実を食べに来るか?
 それがなくなると、
 いよいよ、鳥たちは
 我が家の庭の木に作っている餌場にも降りてくれるか
 そろそろ準備にかからなきゃぁ、と思います

 

イイギリ




いいぎりの実のアップ

第1回 ハナミズキ  第2回 アメリカ楓(あめりかふう)  第3回 山茶花(さざんか)

第4回 ゆずりは(譲葉)  第5回 桂(かつら)  第6回 飯桐(いいぎり)

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