ウラハラ通信1 from Mizuho
裏腹、ではない。裏原。
原キョウコのオフイスが裏原宿にあるという偶然からなのか、
単に原さんの裏をかくという大それた意図があったからなのか・・・
ともかく、この往復メールはウラハラという言葉から始まった。
♪♪♪
原キョウコの言葉は、なぜだか妙にグラマラス。
人を惑わす妖しい魅力といった意味もあるけれど、
言葉が肉体をともなっている、
カラダとコトバが一つだと言うほうがしっくり来る。
それは、身体言語とか感覚言語というのとも違って
存在から発せられるコトバなのだと思う。
頭の中で選び抜き洗練された言葉なら、美しく響く。
研ぎ澄まされた五感が放つ言葉は、肌触りも心地よい。
けれど、存在が発する言葉は、美しさも心地よさも超えたチカラを持つ。
コトバが体当たりして、相手の存在を揺り動かす。
ある時ワークシ?プで、原キョウコは言った。さり気なく、呼吸するように。
「身体は踊らなくても、心が踊っていればいい」
カフェの片隅で、煙をはきながら呟いた。
「ダンスセラピーって、身体の中の戦争を止めることかもしれない」
夏の合宿ワークショップの紹介文を練っている最中、突然吠えた。
「天と地とつながる3日間!」
そう。いつだっていろんな時々に、
その場に在るいのちの働きが
生きているチカラが
ほとばしるエナジーが、
彼女のコトバになる。
コトバという姿になる。
あれ?待てよ。
ここんとこ「コトバ」を「踊り」に換えても成り立つんじゃない?
ってことは、原キョウコにとって「コトバ」と「踊り」は限り無く近いものなの?
私の思い込みかもしれないけど。
そこんとこどうなんでしょ、キョウコさん。
♪♪♪
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